カメ散歩の日記

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日経ビジネス 2021 03.22 No.2083 のメモ

書籍名

雑誌 日経ビジネス 2021 03.22 No.2083

気になった部分

ニュースを突く 「対GAFA」という概念の危険性 IT産業 原 隆

  • 「対GAFAで規制が進められたとしても、結果的に日本企業にも網がかかるし、該当領域以外にも影響を及ぼす可能性が高い。日本企業は、明日は我が身だということに気づいていない」
    • 何のための規制なのだろうか?日本の企業を守るため?それはガラパゴス化の促進ではないか。最近LINEのデータが海外に置かれていることを批判され、日本国内に戻す動きがあるとの報道があった。LINEは世界(主にアジア圏だが)をターゲットにしたサービスを目指していると思ったが、日本だけをターゲットするのだろうか。日本企業やサービスがグローバルで戦えなくなっていく傾向が続くだろう。とはいえ、個人的には日本以外の企業が日本で普及してしてもいいと思っている。外国(多国籍企業)の製品やサービスを利用すればいいし、外資の企業に就職して働けばいい。

時事深層 INDUSTRY 米国のEV転換で浮き彫りに 強いニッポン化学に潜む死角

  • 「日本では自動車メーカーを頂点としたピラミッド型の系列関係に阻まれ、新素材がなかなか売り込めない」
    • これは本当に今もそうなのだろうか。日本の自動車メーカーにそんな余裕があるとは思えない。中小の化学企業の単なるボヤキなのか?日本の自動車メーカーがだめなのか、化学メーカーの売り込みが下手なのか。ひょっとして日本の自動車メーカーが日本の化学メーカに対して期待していないとか?

特集 もうかる市場は消える レッドオーシャンで勝つ

  • 不確実性を回避したい日本人 誰もやっていない新たな領域に飛び込むのではなく、誰かがやっているならば安心して参入するというメンタリティが強いようだ
    • おそらく上司から担当者への指示が「なんとかしろ」だからだろう。具体的な指示がなければ無難なことを選択する。秀才的な優秀な人は自分の損得も含めて計算して動く。
  • 買収して実際に医療品に携わる人とノウハウに触れる中で、当局と連携して規制を守れば、リスクを過剰に恐れなくても取り組めるとの感覚が社内に広がった。
    • 「不安を取り除くためのM&A」という視点は少しハッとさせられた。自社にはやっていけるだけの材料はある程度揃っているが、それを加速するためのM&Aだと思うが「時間を買う」という意味でアリだろう。
  • 結果として取引先には「戦争下でも来てくれた会社」として記憶され、信頼を勝ち得た。
    • リスクを取った見返りということは十分わかる。でもこんなリスクを社員に採らせる会社では働きたくないな。社員が自主的に言ったのであれば大したものだ。そんな人は経営者になったほうがいい気がする。
  • ブルーオーシャンは創るものだ
    • トートロジー。誰もいない競争がない市場がブルーオーシャン。自分で作ればそれは当然ブルー・オーシャン。学者さんはアタリマエのことを「ほほ~」と思わせるのがうまいなぁ。これはけっして皮肉でなく本当に感心するスキル/テクニックである。

テックトレンド 万引被害、年間8万件 顔認証・AIで常習犯を逃さず

  • 使い捨てが原則で、現状ではまだ1枚数円かかることもあり商品単価が低い商品への活用はコスト面の課題が残る。
    • 以前(もう10年以上前かな)書籍にICタグをつけるには、単価が数円にまで下がらないとペイしないという議論があった。すでにそのぐらいにまで下がったのだな。でも書店の本にRFIDが添付されているのは殆ど見かけない。以前よりも書店に余裕がなくなっており、そのような投資をすることができないのだろう、と想像する。私は書店が好きなので頑張ってほしい。できるだけ近くの本屋で本を買うようにしている。Amazonでの購入やKindleも使っているので、絶対ではないが・・・。

特別紙面講義 王 英燕 日米中の組織と日本企業の強み1 複雑な日本人の会社への感情

  • いずれも高齢化が進んでいる国だが、勤続年数が長いほど低水準の傾向があるようだ。様々な経験を重ねると、仕事への意欲とポジティブな気持ちが低下するためだと考えられる。
    • 勤続年数の影響を排除した統計分析をすればいいだけでは?なぜやらないんだろうか?簡単にできると思うのだが。学者なのでこのあたりまで分析した結果を提示したほしいな。

世界の最新経営論 野中郁次郎の「人間的」経営論10 成功体験で沈む組織の特徴 御社は米海兵隊か日本軍か

  • ⑤ 大きなプロジェクトほど責任者がいなくなる
    • プロジェクトのキックオフミーティングで「このプロジェクトが失敗したら誰が責任を取りますか?」と聞いてみるといいのかな。でも逆に「誰が一番褒められますか?」と聞くとなんか逆効果も出そうだな。この質問の使い方は難しい。

小田嶋隆の「pie in the sky」 タダのニュースの高いツケ

  • ワイドショーがスポーツ紙の記事をパネルに貼り付けてシャクを稼いでいる一方で、そのネタ元のスポーツ紙はといえば、テレビの感想を書いたツイッター有名人のつぶやきをそのまま文字化している。
    • 情報の量と種類が溢れている。人々の関心も多様化している。各個人へのキュレーションのやり方の問題なんだろうな。(そのうちAIが進化するとこのあたりが整理されるのかも)従来のやり方が通用しなくなっているのはわかる。でもどうすればいいのかもわからない。悪影響はでてきている。でもいい効果も出ているはずだ。民主主義の根幹に関わる部分の影響はプラスなのかマイナスなのか。

世界鳥瞰 The Economist ワクチンをめぐり結束揺らぐ欧州

  • 死蔵されるアストラワクチン
    • 「なんて馬鹿なことを」と思う。私は基本的に科学や医療を信じるし、ワクチン肯定派。まるで古い歴史の出来事を今の視点で批判的に見ているように感じるが、今現在起きていることにショックを受ける。人(や社会)は進歩するべき余地がある。

世界鳥瞰 FinancialTimes ターゲティング広告は有効か

  • あるプロダクトマネージャーは16年に「我々が表示する検索連動型広告の半分以上は、広告主が意図する視聴者とは異なる視聴者に表示されている」と書いていた
    • 検索連動型広告が世に出てきたときは「広告の効果が以前より明確に測定できる」ということだったと思う。結果として効果がないということがはっきりわかったことは以前よりも進化している。広告主側の認識がまだ追いついていないのかもしれない。